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肩甲骨の安定性 [トレーニング・エクササイズ]

バレーボール選手のトレーニング指導をしており、体幹の安定性、肩甲骨の安定性、そしてパワーの繋がりなどを考えることが多くあります。これらを考える際に忘れてはならないのがThomas Myers氏のアナトミートレインとGray Cook氏とMike Boyle氏が提唱しているJoint by Jointアプローチだと思っています。

体幹の安定性と肩甲骨の安定性を繋ぐエクササイズまたファンクショナルテストとして利用しているのがリンク先で紹介されているAnti-Rotation Scapula Stability Exercise(回旋に抵抗しながらの肩甲骨安定性エクササイズ)です。

このエクササイズでは、ケーブルに体幹が回旋されないように、体幹の安定性を保ちながら、肩関節を回したり、内旋/外旋させたり、肩甲骨を挙上せずに内転・外転させます。

強度を上げたい場合には、
 •身体を前方に傾ける
 •足を近づける
 •片足立ち
肩甲骨や肩を動かしている際には、骨盤や膝そして足部に動きがないかチェックすることも忘れずにします。

なぜスポーツをするのか。 [ジュニア世代]

錦織選手、伊達選手、国枝選手、上地選手、そしてジュニアの中川選手。このように日本人選手が世界のトップレベルの大会で活躍している姿を見て興奮すると同時に、トレーナーとして色々な場面で活躍しようとしている選手に対して最高のサポート/指導出来るためにも身が引き締まります。

また、このような世界で活躍する日本人選手が続々と他のスポーツでも出てくるには、長期的な展望を持った選抜と育成が必要になります。私自身、アメリカで短い間ですが3年間、州選抜のサッカーのジュニア世代の強化に関わっていました。ここの強化スタッフ間で大切にされていたのが、「選手自身がサッカーを楽しみ、考える事」でした。この考えはジュニア世代の選抜の強化だけではなく、ジュニア世代に関わる大人が大切にする必要のある考えだと思っています。また、子供達が何に対して重要だと思っているのか知る事も必要です。そこで今回は、Ontario Soccer Associationが最近草の根世代を対象に行なったアンケートの結果を紹介したいと思います。これは、Bobby Lennox氏が実際に選手に話しかけ、「なぜ試合をしているのか」、「何に対して重要だと思っているのか」、そして「サッカーの経験で大人にどのような役割を果たしてもらいたいか」などの質問をしました。

サッカーにおいて何が大切なのか?
 4884:上手にプレー
 4304:新しいスキルを習う
 4119:フェアプレー
 3108:友達と一緒
 2665:サッカーを楽しむ
 1964:相手を倒す
 1957:トロフィーを獲得
 1735:両親を喜ばせる

大人にどのような役割を果たしてもらいたいか?
 4620:子供にプレーさせる(Just let me play)
 4345:もっと励ます
 4323:試合中もっと自分自身を表現させる
 3969:練習中もっと教える
 3898:何をすべきなのか指示しない
 3699:怒鳴らない

参考記事:DEVOS: CHANGE IN CANADIAN SOCCER MEANS NEW LEADERSHIP REQUIRED

脳震盪競技復帰までのプロトコル [スポーツセーフティー]

今回は脳震盪に関する記事になります。
脳震盪後の復帰に関するプロトコルをNational Football League Head, Neck and Spine Committee (頭部・頸部・脊柱委員会)が発表しました。アメリカンフットボールやラグビーなどのコンタクトスポーツだけではなく、脳震盪はどのスポーツでも起こる可能性があります。特にスポーツ現場で活動されているトレーナーの方にはぜひ参考にして頂ければなと思っております。

脳震盪はどのスポーツでも起こり得る。
1つも同じ脳震盪はない。
脳震盪の症状や兆候はすぐに出現するかは分からない。
画像診断上には構造上の異常ではないため、異常が発見されない。
MRIやCTスキャンなどは脳震盪と併発しやすい重症の頭部外傷を除外するために実施される。

上記の5つはしっかりと分かっててもらいたい点になります。

参考資料:
National Football League Head, Neck and Spine Committee's Protocols Regarding Return to Participation Following Comcussion
タグ:脳震盪

落雷には気を付けて!! [スポーツセーフティー]

外出をしている時に落雷もしくは雷の音や光を見た時にはどうしていますか?
また、お子さんがいる方は、子供にどのように伝えていますか?
雷を甘く見てはいけません。自分には落ちてこない、そんな油断していませんか?

• 落雷に特化した緊急時対策計画をお持ちですか?
• いつ避難すべきですか?
• 避難場所として安全な場所はどこですか?
• 避難場所として安全ではない場所はどこですか?
• いつ再開しても大丈夫ですか?

これらの質問に対して、National Athletic Trainers’ Associationが公開しているPosition Statement を参考に書いています。このStatementでは、“雷雨がもう既に稲妻を発し、すぐ近くの場所へ近づいている時、そしてその雷雨と野外活動をしている場所の距離が9.26 kmに到達する時には全員、完璧に特定の安全な場所へ いなければならない。”と明記されています。スポーツ現場でトレーナーとして活動している方、トレーナーの卵である学生のみなさん、すらすら新聞の中にあるpdfも開いて見て頂けると嬉しいです。そしてスポーツセーフティーの環境を確保しましょう。

参考資料:
<落雷>重体の高2野球部員が死亡 愛知・扶桑(毎日新聞)

National Athletic Trainers Association Position Statement: Lightning Safety for Athletics and Recreation

Muscle Activation Technique [健康増進]

今回はアメリカのメジャーリーグ・マイナーリーグで活躍されているストレングス&コンディショニングコーチが所属しているProfessional Baseball Strength & Conditioning Coaches Society(プロ野球ストレングス&コンディショニングコーチ協会)のホームページ内でピッツバーグパイレーツのストレングスコーチであるBrendon Huttmann氏が紹介しているウォーミングアップのMuscle Activation Trainingプログラムについて書きます。

筆者によるとこのウォーミングアップのプログラムでは一般のウォーミングアップより、コントロールしながらの可動性の上昇、コーディネーションの改善、安定性と強さの強化、痛みの低下、張っている筋肉の緊張の緩和、そして怪我のリスクの低下などを得られやすいと語っています。このプログラムは大体25分で5つのステップがあり、このプログラムを行う事によって練習やワークアウトへの準備となります。
以下がMuscle Activation Trainingプログラムの5つのステップになります。

 ①10分の有酸素運動
 ②5分のフォームローリング
 ③3分の可動エクササイズ
 ④10分の機能改善エクササイズ
 ⑤2分メディスンボールエクササイズ

この記事で紹介されているウォーミングアップのプログラムは、25分でしたが、みなさんが活動されているスポーツ現場では、チーム内でウォーミングアップのために割いている時間が10分や15分など短いかもしれません。また選手個人のレベルや状態、もしくは環境によって各スポーツ現場で、そして日々ウォーミングアップの内容を変える必要もあります。ウォーミングアップ前やウォーミングアップ中に選手を観察しながら、そして選手とコミュニケーションをとりながら最善のエクササイズを選択する必要があると思います。
注)リンクで紹介させてもらっているYoutubeの動画でPBSCCSが紹介しているドジャースのハードルを利用した可動エクササイズ(特に股関節)です。

記事はこちらからどうぞ。
http://www.baseballstrength.org/…/muscle-activation-traini…/
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英語は必須。

アスレティックトレーナーやパーソナルトレーナー、ストレングス&コンディショニングコーチとして
英語はもう必須だと思っています。

通訳の方のように
  英語を完璧な発音ですらすらと話す必要もありませんし、

翻訳家の方のように
  日本語を英語で文法を完璧に書く必要もありませんし、
  英語を日本語に分かりやすく訳す必要もないと思います。

ただ

英語でコミュニケーションをとる。
英語の文章を読めるようになる。
英語でスピーカーが話している内容を理解できる。

この3つのレベルでの英語は必須だと感じています。

日本に住む外国人の方も多くなり、
トップレベルのチームには外国人選手が所属しており、
海外の最新情報は英語で入手することができます。

いかに多くの情報を早くインプットし、
分かりやすく、現場に合った形でアウトプットするかが求められます。

英語はこれを実践するための必須のスキルだと思います。
タグ:英語

マッサージ [健康増進]

肩こりや腰痛のために肩や腰をマッサージする人は多くいらっしゃると思います。

ただ、痛い所をマッサージしてもその時は痛みを和らげる効果はありますが、
時間が経過すれば、痛みは戻ってきてしまいます。

それは痛い場所が問題ではないからです。

マッサージによって痛みを和らげ、弱くなってしまっている筋肉に刺激を入れ、しっかりと
機能させる必要があります。

どの筋肉に、どのような刺激を入れればいいのか。
どのようなエクササイズをすればいいのか。これらは専門家に委ねる必要があります。
タグ:徒手療法
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