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競泳 萩野選手 [競技復帰/リコンディショニング]

骨折によって世界選手権を欠場する事になってしまった競泳の萩野選手。

まずニュースや新聞などの報道で得た情報をリストにしたいと思います。

自転車で転倒し、手の平をついて受傷(MOI)
ひびが入ってちょっとズレたけど、ほぼ元の形というイメージ(チームドクターのコメント)
右肘橈骨頭骨折
全治2か月
手術回避(保存療法)
ギプスは最大1か月半着用
2016年4月に日本選手権

このようなニュースを見た時には
必ず自分だったら
 どのようなプロトコルを作るのか
 どのようなリコンディショニングをしていくのか
 選手やコーチングスタッフとどのような事を話し合うのか

などなど色々考えるようにしています

まずリオ五輪というのが萩野選手の目標なので
2016年4月にある日本選手権で優勝というのが条件になります。

患部外トレーニングがどれくらいできるのか
施設や器具はどのような環境なのか
理学療法士やアスレティックトレーナーがどれくらいアクセスできるのか


National Athletic Trainers` Association 66th Clinical Symposia & AT Expo [スポーツセーフティー]

先々週は、セントルイスで開催されたNational Athletic Trainers` Association 66th Clinical Symposia & AT Expoに参加してきました。

参加したセミナーはほとんどスポーツセーフティーに関連することで、熱中症、脳震盪、EAP、そしてスパインボードなどです。

また今回のシンポジウムでは脊柱損傷に対する適切なケアに関する声明が発表されました。今回の大きな変更点としては、頸椎損傷を疑った場合には、病院へ搬送する前にスポーツ現場で防具や装具などを脱がす事を推奨しています。そしてこの脱着させる行為は少なくとも慣れている人員3人で実施するようにと薦められています。

この声明によって、アメリカではスポーツに関連する医療従事者・準医療従事者からアスレティックトレーナーのプレホスピタルケアがしっかりと認知されていることが推測出来ます。

Speak Up キャンペーン [スポーツセーフティー]

今回はアメリカで行われているSPEAK UPキャンペーンを紹介したいと思います。

このキャンペーンでは脳震盪の症状を知り、もし自覚症状がある場合には隠さずに報告しようと呼びかけています。脳震盪は脳のケガであり、゙根性゛などで我慢するものではなく、専門医の診察とアドバイスを受ける必要があります。

スポーツをされる方、スポーツを指導される方、そしてスポーツをしてる人を見守る方、ぜひ脳震盪の症状を知り、選手にはしっかり隠さずに伝える大切さを呼びかけて下さいね。

中臀筋 [トレーニング・エクササイズ]

前回の大臀筋のエクササイズに続き、今回は中臀筋のエクササイズの紹介です。

中臀筋のエクササイズの目的には、骨盤の安定、膝のスポーツ傷害予防、そしてパフォーマンス向上など色々あります。今回リンク先で紹介されているエクササイズはFunctional Clam Shellと言い、今回2月28日から3月1日に龍谷大学で開催されているJapan Athletic Trainers` Organization主催のシンポジウムのゲストスピーカーであるSue Falsone氏が説明しています。

大腿部の動きをコントロールしながら実施する事が重要であり、このエクササイズを実施するまでに、いくつかのエクササイズを実施する必要性があります。1つ1つのエクササイズを傷害予防もしくはパフォーマンス向上に繋ぎ、段階的にエクササイズを組み立てる事がとても重要になります。

参考動画

大臀筋 [トレーニング・エクササイズ]

今回はウォーミングアップなどで利用している臀筋群のエクササイズの紹介のリンクになります。

腰痛やハムストリングス肉離れ予防やリコンディショニング、パフォーマンスアップの目的で多用出来るエクササイズです。エクササイズはまず自分で体験し、一人一人のクライアントを評価して、クライアント、目的に合わせてエクササイズを選択して下さい。

参考記事

姿勢 [健康増進]

今回はトレーニングやコンディショニング、アスリハを行う上で評価する際の姿勢に関して書きたいと思います。

数年前までは姿勢の評価は立位姿勢や座位姿勢での静的な姿勢のチェックと歩行などの動的な姿勢のチェックに加え、パソコン利用に関する問診を主に入れていました。しかし最近ではこれに携帯電話やタブレットなどの利用に関する問診と姿勢のチェック+指導も加わりました。頸部を屈曲すればする程ストレスが増加する事は知られていますが、(1lbが約0.45㎏なので、)頸部が0°では4.5~5.4㎏、15°では12.15㎏、30°では18㎏、45°では22.54㎏、60°では27㎏ストレスを頸部に与えます。この頸部へのストレスによって筋肉や腱、靭帯、骨に過度なストレスがかかり、特に筋肉に関しては過剰な抑制や活性になり筋肉のアンバランスそして頸部や肩周辺の痛みなどの原因を増強させます。

参考文献

羽生選手 [スポーツセーフティー]

今回はスポーツ現場における安全な環境整備に関して書きたいと思います。

先日、フィギュアスケートの羽生選手の事故をきっかけに自分なりに国際スケート連盟の規定を調べ、日本スケート連盟の方々のコメントを読みました。国際スケート連盟の規定によると、医師と救急隊員は必ず練習と試合には、オンサイトで待機し、5分以内に救急車がアクセスできなければ、救急車もオンサイトに待機しなければならないとしています。メディカルルームも、リンクに近い位置に設置するようにと明記しています。またホテルから10-15分以内に医師にアクセス出来る体制を整える必要があります。日本スケート連盟の方々のコメントを読むと、日本の医師が帯同しない場合には、大会側や他国のメディカルスタッフに協力してもらうと書いていました。私自身、ラスベガスでセブンスラグビーの大会のメディカルスタッフとして働いていた際には、開催国であるアメリカが国際メディカルシンポジウムを開き、各国のメディカルスタッフと情報を共有し、大会期間中でもテーピングの方法や、治療法、エクササイズなど色々な情報やスキルを共有していました。また、試合中には、大会側のメディカルスタッフとして、頸部、肩関節、膝関節のそれぞれの専門の整形外科医、脳神経外科医、そして口腔外科医が常に待機していました。国際スケート連盟の規定通り、大会側が医療体制を整備しているのであれば、日本スケート連盟側としては、日本チームとして医師とアスレティックトレーナーを帯同する体制を整え、それぞれが現場で大会側の医療体制と協力する事が大切だと思います。
また、今回の羽生選手の事故をフィギュアスケートの国際大会での医療体制や6分間の公式練習の見直しだけではなく、スポーツ関係なく、ジュニア世代である草の根レベルからトップレベル、そしてアマチュアレベルでのスポーツ現場における安全な環境整備について考える機会にして頂ければと思います。

私が所属しているNPO法人スポーツセーフティージャパンでは、スポーツが安全に行える「環境」を実現するためには1)知る、2)備える、3)整えるの3つのアクションが必要だと考えています。またこの安全なスポーツ環境は、1)選手/家族、2)指導者、3)施設の3者がそれぞれの役割を理解し協力することにより実現します。また、11月29日には東京で日本初となるスポーツセーフティーをテーマにしたシンポジウムを開催致します。各分野の専門家が多発するスポーツ事故に対して、現在日本のスポーツが抱える問題や海外のセーフティースタンダードを紹介し、今後日本が向かべき真の安全基準を提案します。シンポジウムの内容や申し込み方法などの詳細に関してはリンク先をご参照下さい。多くの方にこのシンポジウムに参加して頂ければと思っております。
Facebook上にもSports Safety Japanのページで色々な情報を提供しております。ぜひご興味のある方はいいねを押して頂けると嬉しいです。

“Hope for the Best, Plan for the Worst.”

チームビルディング [チームビルディング]

今回はNHLのVancouver Canucksのチームビルディングの活動を紹介したいと思います。

何のチームスポーツでも、スポーツ以外の集団行動にはチームワークがとても大切です。チームビルディングを目的に利用される活動は子供から大人まで利用でき、選手一人一人のコミュニケーションにも繋がります。6~18歳まで所属するラスベガスのサッカークラブチームではアクティブレストの1つとしてチームビルディングの活動を取り組んでいました。

Canucksが実際に行っている映像は記事の真ん中に動画がありますので、実際に見て頂きたいと思います。日本のトップレベルのチームはこのようなチームビルディングの活動を取り組みあるのでしょうかね。ぜひやっている動画を見てみたいものです。

ゴルフ [パフォーマンスアップ]

今回はゴルフのトレーニングやパフォーマンス理論を研究しているTitlist Performance Instituteがスイングの特徴を紹介しているページになります。

日本ではゴルフをしていなかった私がアメリカでゴルフ選手のトレーニングやリコンディショニングを担当する際にとても役に立ったサイトです。自分自身で経験した事のないスポーツの選手を担当する際には、まず自分でそのスポーツを経験する事、実際にコーチの方から指導される経験を持つ事から私は始めています。

その経験を元に、そのスポーツを長年携わっているトレーナーの方や治療家の方などから情報を収集し、そのスポーツの競技特性を理解しながら個人に合ったプログラムを組み立てていきます。トレーニングでもリコンディショニングでも、目標は安全に、指導者がコーチし、最高の競技パフォーマンスが向上できるような状態に導くことなので、選手・コーチ・そして自分自身の第三者の情報共有がとても大切になってきます。

スイングの特徴もこの情報共有の1つであり、選手やコーチの考え方、見方、そして感じ方も少しずつ変わってきます。そのためにも動画で記録し、意見交換を行い、柔軟性や可動性、筋力、筋持久力などのトレーナーからアプローチできるものは実行し、定期的にその効果を3者で共有し、パフォーマンスアップに繋げていくことが重要だと感じています。

世界記録!! [トレーニング・エクササイズ]

この記事では中国の警察官で、SWATチームのメンバーでもあるMao Weidong氏がプランクの世界記録を塗り替えたことを報告しています。新しい世界記録は4時間26分。凄いですよね。

記事の中にある動画を見てみると最後崩れる訳ではなく、余裕を持って終わっています。

プランクはよく使用されている体幹のアンチエクステンションエクササイズだと思います。体幹のアンチ系のエクササイズでは、30秒正確なフォームで保持出来ればドンドン強度をアップしています。体幹のエクササイズでドンドン強度を上げていき、スピードやパワー系のトレーニングで体幹を使えるようにしていきます。
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